既成仏教の誤りを明かす/総論

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■仏教各宗派分裂の理由

皆さんは、自家の先祖代々のお墓があるお寺の、その宗派をご存知でしょうか。
仮に念仏系か真言系かくらいは知っていても、「あれ? 浄土宗だっけ? 浄土真宗だっけ?」という感じかも知れません。
そもそも、釈尊(お釈迦様)の教えである仏教は、どうしてこのように多くの宗派に別れてしまったのでしょうか。それは各宗派の宗祖たちが、膨大な経典の中から、それぞれに好き勝手に経典を選んで宗旨を立てたからです。
そして選んだ経典によって、教義も本尊も異なったものとなり、互いにまったく相容(あいい)れない、異質なものとなってしまっているのです。果たしてこの状況は、釈尊の本意なのでしょうか。念仏も真言も、すべてが真実の仏法であるとすると、釈尊はまるで思考分裂のような存在になってしまいます。
そんな莫迦(ばか)なことはありません。これら諸宗の宗祖たちは、釈尊の教えに迷い、どこに真実があるのか分からず、あるいは知っていながら無視して「自分はこれが良いと思う」と勝手に、これが真実だと決めつけたに過ぎません。
仏教というのは、言うまでもなく「仏(釈尊)の教え」です。であるならば、釈尊の教示に従わなければ仏教とはいえません。
釈尊は、一代50年の説法のうち、最初の42年間にさまざまな方便(ほうべん)の教えを説きました。これは、法を聞く人々の素養がまちまちで、何を求めているかも違い、いきなり真実の法を説いても信解(しんげ)できる状態ではなかったため、病に応じて薬を与えるごとくに、種種の方便教を説いたのです。
そしてその後の8年間に、仏法の真実たる『法華経』を説きました。
まず、法華経の序分にあたる開経の『無量義経』には、
「四十余年未顕真実(しじゅうよねんみけんしんじつ)」
すなわち「四十余年には未(いま)だ真実を顕(あらわ)さず」と説かれ、これまで42年間にわたって説かれた膨大な経典は、真実を説いたものではないと斬り捨てました。
また『法華経』の方便品(ほうべんぽん)には、
「唯(ただ)一乗の法のみ有り 二無く亦(また)三無し」
「正直に方便を捨てて 但(ただ)無上道(むじょうどう=最高の教え)を説く」

と説かれ、さらに『法華経』の法師品(ほっしほん)には、
「我が所説の諸経 而(しか)も此(こ)の経の中に於いて 法華最も第一なり」
と説かれ、法華経こそが真実の教えであると宣言されているのです。
念仏宗が依経(えきょう=宗旨のよりどころとなる経典)としている『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』という浄土三部経も、あるいは真言宗が依経としている『大日経』等も、42年間に説かれた方便の経々の一つであり、真実の教えではありません。
にもかかわらず、これらの宗祖・開祖はこの釈尊の本意を知らず、あるいは知ってて無視し、我見(がけん)によって経を選び、勝手な宗派を立ててしまったのです。これが、現在の仏教各宗派分裂の根本原因です。
また、天台宗や日蓮宗、法華宗系は、本来は法華経を依経としていますが、これはまた別の理由により誤りを犯しています(詳細はそれぞれの項目にて)。

■信じてなくても危険

こうして釈尊の本意に反して分裂し、衆生済度(人々を成仏に導く)の目的を見失ってしまった既成仏教は、現代人の生活から遊離(ゆうり)し、葬式や法事等以外では無縁の存在になってしまいました。
また自家のお寺が念仏宗であったとしても、今どき「阿弥陀(あみだ)様に救っていただこう」とか「死んだら極楽浄土に行くんだ」などと本気で信仰している人はごくまれであり、ほとんどはお年寄りの気休め程度のものでしかありません。
それではこれら邪宗の害毒も、世間一般の人々には無縁なのでしょうか。信じているわけでもないし、日常的には無縁なわけですから、特に問題ないような気がするかもしれません。
でも、例えば自分の親族が亡くなったりすれば、そのお寺にお布施をします。お寺の本堂に入れば、お焼香をし、その寺の本尊に合掌礼拝(がっしょうらいはい)して拝んでしまいます。また友人・知人の葬儀等に出席したときも同様のことがあります。
実は、その宗派を信じていなくても、たったこれだけで罪障(ざいしょう)を積むことになります。邪(よこしま)な宗派に布施をし、邪な本尊に手を合わせただけでも、その宗教に加担したことになるのです。特に先祖代々、その寺の檀家総代などを務めてきたような家庭の場合、さまざまな不幸に見舞われるケースが数多く見られます。
正月の初詣ということで、気軽に近所のお寺に行って手を合わせて拝む……こういうことですら、邪宗の毒を受ける因になります。日常生活と疎遠な存在だからといって、決して甘く考えることはできません。
この第3章では、これら日本中に巣くう既成仏教各宗派について、それらがなぜ邪であるのか、その所以(ゆえん)を道理・証文・現証にしたがって明らかにし、世間の人々の注意を喚起したいと願うものです。

この章に掲載されている、各宗教に関する文章は、基本的に『諸宗破折ガイド』(宗旨建立七五〇年慶祝記念出版委員会編)を基とし、適宜に要約し、さらに必要に応じて加筆して構成されています。

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