幸福の科学の誤りを破す

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新興宗教 幸福の科学

【創立】昭和61年10月
【創始者】大川隆法(主宰・総裁)
【信仰の対象】エル・カンターレ(釈迦大如来=大川隆法)
【教典】大川隆法・著『仏説・正心法語』など

教団の沿革

幸福の科学は、大川隆法(おおかわ・りゅうほう)が自らを「釈尊(お釈迦様)の再誕にして、救世主たるエル・カンターレである」などと公言し、恒久ユートピアを建設すると称して設立した教団です。

■大川の神がかり現象

大川隆法は、本名を中川隆といい、昭和31年に父・中川忠義と母・君子の間に生まれました。
父・忠義は、戦前にはキリスト教を、戦後は「生長の家(別項参照)」を信仰し、さらに昭和51年には「GLA」に入会し、高橋信次の教えを受けました。また母・君子は理容業を営むかたわら、霊媒師(れいばいし)としても活動していました。
中川隆は高校卒業後、2浪して東京大学法学部に入学。在学中は、高橋信次の本やさまざまな哲学書・思想書を読みふけっていたそうです。
昭和55年、隆は国家公務員上級試験と司法試験を受けるも不合格。翌年も再度受験しましたが、ともに失敗に終わりました。一流志向の強かった隆は激しい挫折感に苛(さいな)まれ、心身ともに疲れ果て、昭和56年3月に突然「神がかった」のだそうです。
この時、無意識に手が動いて文字を書く「自動書記現象」が起こり、紙にカタカナで「イイシラセ イイシラセ」から始まるいくつかの事柄を書き連ねたといいます。後年、隆は「このメッセージを送ってきたのは、日興上人(にっこうしょうにん)だったのです」などと述べ、またこの啓示によって「大悟(だいご)し、人類救済の大いなる使命を自覚した」などと説明しています。

■霊言集の出版と教団の設立

隆は同年3月に大学を卒業し、総合商社に入社した後も、日蓮・高橋信次・キリスト・釈尊から霊言を受ける体験をしたなどと述べています。
昭和60年8月、隆は最初の霊言集として『日蓮聖人の霊言』を著しました。これは父・忠義の質問に隆が答えるという形式で構成され、著者名は父・忠義のペンネーム「善川三朗(よしかわ・みつあき)」となっています。その後も隆は、空海・キリスト・天照大神・ソクラテスなどの霊言集を順次出版しました。
隆は執筆活動に専念するため、昭和61年7月に総合商社を退社し、名前を「大川隆法」と改名しました。そして同年10月、釈尊の啓示と称するものをまとめた教典『仏説・正心法語』を発刊し、「幸福の科学」を設立しました。この教団名は、隆法が受けたという日蓮聖人の「これは宗教ではなく、幸福の哲学であり、幸福の科学なのだ」とかいう霊言に基づいているのだそうです。
平成3年、教団は宗教法人の認可を受け、同年7月、隆法は東京ドームで「御生誕祭」を行い、「自分こそ、大乗の仏陀(ぶっだ)、エル・カンターレである」と宣言しました。
この御生誕祭と前後して、週刊誌等に隆法批判が繰り返し報道されたため、同年秋に教団信者の著名人(作家・女優など)を中心とする会員3,000名が「被害者の会」を組織し、出版社に対して抗議行動やマスコミ批判を行いました。しかしこの行動が逆にマスコミから反発を買い、大きな社会問題に発展しました。
その後、教団は教団誌『幸福の科学』や布教誌『リバティー』などで盛んに他宗教を批判しながら、平成12年には『新・太陽の法』、平成15年には『黄金の法』といったアニメ映画を制作・上映し、映像メディアを用いての布教もしています。

教義の概要

■信仰の対象

幸福の科学では、「エル・カンターレ」を自称する大川隆法を信仰の対象としています。
エル・カンターレとは「地球系霊団の最高大霊」、仏教で説く「久遠実成(くおんじつじょう)の仏陀や法身仏(ほっしんぶつ)と呼ばれる存在、神々の師である釈迦大如来」を意味するとし、それが地上に大川隆法として現れたなどと主張しています。
さらにインド応誕の釈尊等はエル・カンターレの「意識の一部分」であり、隆法は本体意識であるなどとしています。
そういうことで教団では、隆法の写真を本尊として祀(まつ)り、信者に拝ませています。

■教典その他

教団の根本教典は、昭和61年に隆法が釈尊の啓示を受けて自動書記したとされている『仏説・正心法語』です。
また隆法著の『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』の三部作と、『釈迦の本心』『真説八正道』『仏陀再誕』など数百冊の出版物を教義の基本書としています。

■教義その他について

・二十次元論
大川隆法は自分勝手な「二十次元論」なるものを主張しています。これは一般的な「線の一次元、平面の二次元、立体の三次元、立体に時間を加えた四次元」という数学的概念に、独自に「精神」「真理意識」「菩薩界」「慈悲」その他もろもろを継ぎ足して、「大宇宙の根本仏は二十次元以上の存在である」などというものです。

・四正道(よんしょうどう)

教団では、「正しき心の探究をしていくところに、この世とあの世を貫く幸福が実現する」などと主張し、「四正道(愛・知・反省・発展の探求)」がその具体的な方法であるとしています。この四正道の実践によって各人が幸福になり、それを社会全体に広げていくことで世界的にユートピアが実現するのだそうです。

・誌友会員と正会員

幸福の科学の会員は、教団誌『幸福の科学』の購読契約者である「誌友会員」と、『新・太陽の法』を読んで感想文を提出し、教団の審査に合格した「正会員」の2種があります。以前は、隆法の本を最低でも10冊以上読んで論文を提出しなければならず、それでも不合格や待機を言い渡されるケースもありました。
正会員になると、教団の教典である『仏説・正心法語』や『祈願文』をもらうことができ、教団のすべての行事に参加する資格が与えられます。

・悪霊撃退と病気癒(いや)し

正会員になると、「エル・カンターレ・ファイト」と呼ばれる悪霊撃退の修法と、「エル・カンターレ・ヒーリング」という病気癒しの修法を執り行うことができるそうです。
例えばヒーリングの場合、相手に向かって合掌した後、手を横に開いて頭の上に組んでから胸の前に突きだして「エル・カンターレ・ヒーリング」と叫びます。

邪宗教である理由

新興宗教というものは、一つの例外もなく荒唐無稽(こうとうむけい)なものではありますが、この教団のレベルの低さはその中でも群を抜いています。

■デタラメ霊言と、妄説・珍説の山

隆法の「霊言集」には、キリスト、釈尊、孔子、モーゼ、ノストラダムス、ニュートン、天照大神、親鸞(しんらん)、道元、出口王仁三郎(大本の項参照)、高橋信次、そして日蓮大聖人・・・というように、洋の東西を問わず、大変な人数が無制限に利用されています。
しかし表紙の名前を変えても中身は皆同じ。どこまでも大川隆法の稚拙(ちせつ)な妄言の羅列でしかありません。単なる自説の著作が、どうしたら大勢の人の目にとまるかを考え、その宣伝に各宗の教祖等を利用しただけのことです。
実際、『新・幸福の科学入門』で隆法自身が、
「別に霊言集で問わなくても、私が書いてもかまわないのですが・・・大川隆法の名前で文章を書き、発表しただけでは、世の人々はなかなか信じてくれません」
と告白しているのです。
では、その霊言・妄説のごく一部を潰してみます。

(1)釈尊

隆法は釈尊になりすまし、「諸々(もろもろ)の比丘(びく=僧)、比丘尼(びくに=尼僧)たちよ、我はここに再誕す。我が再誕を喜べ、我が再誕にきづけ」などと述べています。
しかし釈尊は『法華経』において、自身の滅後、末法の時代に法華経を広める役目を、上行菩薩を上首とする地涌(じゆ)の菩薩に付嘱(ふぞく)されているのであり、自らがこの地上に再誕するなどとはどこにも説かれていません。
隆法の妄言が真実だとすれば、この法華経の教説がウソということになります。法華経がウソなのか、隆法が誇大妄想なのかは論ずるまでもないでしょう。

(2)日蓮聖人

隆法は『日蓮聖人の霊言』のなかで、「相手の現状を千里眼と宿命通力(しゅくめいつうりき)で分析したあと、日蓮上人におうかがいを立て、霊言として解答を・・・」
などと述べています。
しかし日蓮大聖人は『唱法華題目抄』に、
「魔にたぼらかされて通を現ずるか。但(ただ)し法門をもて邪正をたゞすべし。利根と通力とにはよるべからず」
と御教示されており、この末法の時代に通力(神通力)などを売り物にするのは魔の所業であると断じておられるのです。信者その他が日蓮大聖人の御法門をまったく知らないのをいいことに、デタラメの言い放題です。隆法は魔の権化(ごんげ)です。

(3)天台大師の一念三千

隆法は『太陽の法』に、
「いまから一千数百年前に、天台智覬(てんだいちぎ)が、中国の天台山で一念三千論を説いていたのですが、そのとき、霊天上界において、彼を指導していたのは、実はほかならぬこの私でした」
などと述べています。さらに天台大師を指導したその内容とは、
「思い→想い→念(おも)いとだんだんに力を得てくるおもいの力があるわけですが、…人の心には、念いの針というものがある。この念いの針は、一日のうちで、さまざまな方向を指し示し、揺れ動いて、とまるところを知らない。…人の念いの針は、すなわち、これ一念三千、あの世の天国地獄に、即座に通じてしまうのだ」
というものだそうです。また『幸福瞑想法』には、
「人間の思いの性質、念の性質、これがどこにでも通じるという性質のことを一念三千と言います。三千というのは、割り切れない数、すなわち、数多いという意味です」
などという珍説を述べています。天台大師も大変な人に教わったものです。
この一念三千について、日蓮大聖人は『一念三千法門』で、
「十界(じっかい)の衆生(しゅじょう)各互ひに十界を具足す。合すれば百界なり。百界に各々十如を具すれば千如なり。此(こ)の千如是(せんにょぜ)に衆生世間・国土世間・五陰(ごおん)世間を具すれば三千なり」
と御教示されています。すなわち十界互具(じっかいごぐ)・百界千如(ひゃっかいせんにょ)・三千世間と広がる心を持つ衆生の一念を、一心三観(いっしんさんがん)・一念三千というのです。
この法華経の大切な教義も、大川隆法の手にかかるとこの通りです。あまりにも幼稚で、これで「自分は大乗の仏陀(ぶっだ)、エル・カンターレである」などと言うのですから、驚くべき低次元の教祖様であります。

(4)法華最第一を批判する「釈尊の再誕」

大川隆法の『黄金の法』では、
「法華経至上主義についてですが、釈迦の教えは何百何千の法門があり、法華経のみが正しく、他の経典は真理を伝えていないという考えは、間違っております」
などと、法華経が唯一真実の正法(しょうぼう)たることを否定しています。
しかし、法華経の序分にあたる開経の『無量義経』には、
「四十余年未顕真実(しじゅうよねんみけんしんじつ)」
すなわち「四十余年には未(いま)だ真実を顕(あらわ)さず」と説かれ、これまで42年間にわたって説かれた膨大な経典は、真実を説いたものではないと説いているのです。また『法華経』の方便品(ほうべんぽん)には、
「唯(ただ)一乗の法のみ有り 二無く亦(また)三無し」
「正直に方便を捨てて 但(ただ)無上道(むじょうどう=最高の教え)を説く」

と説かれ、さらに『法華経』の法師品(ほっしほん)には、
「我が所説の諸経 而(しか)も此(こ)の経の中に於いて 法華最も第一なり」
と説かれ、法華経こそが正しい教えであると宣言されているのです。
隆法は「釈尊の再誕」なのに、どうやらこれらの教説を知らないようです。もしや忘れてしまったのでしょうか? 再誕だというなら、ぜひ思い出してほしいものです。

■要するに営利出版企業

教団の主な収入源は、隆法や教団発行の数多くの出版物です。隆法の著作本は毎回ベストセラーとなり、隆法自身はしょっちゅう高額納税者番付に登場しています。しかしこれは、教団や信者が一般書店から多部数買い取っているからベストセラーになるのです。しかも教団では、この書籍販売数を信者数として数えています。
隆法に、昭和56年に初めて霊言を送ってきたのが日興上人(にっこうしょうにん=日蓮正宗の第二祖上人。世間一般には馴染みのない御方)で、最初に出版された霊言集が『日蓮聖人の霊言』であったというのは、要するに作為的に、創価学会員にターゲットをしぼれば、内容はどうあれ売れると考えたからです。
実際、創価学会を脱会した元幹部が幸福の科学に入会し、教団幹部になっています。また隆法の父・忠義が関わっていた「GLA」や「生長の家」の信者からも入会者が多く、GLAの高橋信次の霊言集は16回、生長の家の谷口雅春の霊言集は4回も発刊されています。
しかも当初、教団では、隆法の本を10冊以上読まないと入会できないことになっていたなど、いかに出版物の販売に力を入れていたかが分かります。まさに、
「別に霊言集で問わなくても、私が書いてもかまわないのですが・・・大川隆法の名前で文章を書き、発表しただけでは、世の人々はなかなか信じてくれません」
という隆法の言葉そのままであり、この教団は、宗教の名を借りた営利出版企業と断ずるべきものです。

■デタラメな予言

隆法は『黄金の法』の中で、西暦2000年の世界について、ノストラダムスの予言に基づき、「世界の人々は、前年の夏に起きた衝撃的な悪夢からまだ立ち直れないでいます」として、世界各地の状況を述べ、ニューヨークは機能をなくして壊滅的になっていると言い、日本も復旧作業が続けられている…などと、まことしやかに予言しています。
しかし実際、何も起こらなかったことは衆知(しゅうち)の事実です。
結局、隆法は予言者でも霊能者でもなく、ノストラダムスの尻馬に乗って落馬した凡人でしかありません。まさに、宗教利用の詐欺師と呼ぶべきでしょう。

■次元の低い「二十次元論」

大川隆法は自分勝手な「二十次元論」なるものを主張しています。これは一般的な「線の一次元、平面の二次元、立体の三次元、立体に時間を加えた四次元」という数学的概念に、独自に「精神」「真理意識」「菩薩界」「慈悲」その他もろもろを継ぎ足して、「大宇宙の根本仏は二十次元以上の存在である」などというものです。
しかし、これは論理にすらなっておらず、四次元までの数学的な概念と、隆法が主張する五次元以降の世界観はまるで別世界の異物で、世間の常識から見ても荒唐無稽(こうとうむけい)な、木に竹を接(つ)いだような愚論です。
このように支離滅裂(しりめつれつ)なものが根本教義だというのですから、教団の底の浅さとデタラメさが知れるというものです。

■無意味な「四正道」

教団では「四正道(よんしょうどう=愛・知・反省・発展の探求)」を説き、これを幸福になる基本原理であるなどと主張しています。
また、これらを釈尊の説いた「八正道(はっしょうどう)」になぞらえています。隆法は『太陽の法』で、
「天台大師よ、八正道は、まさしくこの一念三千論を基礎として生まれたのである」
などと好き勝手なことを述べていますが、仏教で説かれる八正道というのは、小乗教の四諦(したい)法門のうち、道諦(どうたい)における八種の修行法のことであり、実大乗教たる『法華経』の、天台の一念三千法門とは何の関係もない、方便大乗教よりもさらに劣る教えです。
しかも隆法の説く「四正道」は、キリスト教の博愛主義の枠(わく)を出ない道徳論レベルのものであり、仏教の中でも低い教えである小乗教にもおよばない、さらに仏教とは何の関係もない、根拠のない外道論です。

以上、幸福の科学の教義その他について、その邪たる所以を述べました。幸福の科学の信者さんたちは、こんなレベルの低いものを「仏法真理だ」などと信じているようですが、上記の通り、それはとんでもない誤りです。早く目を覚まして検証してください。
皆さま方におかれましては、このような邪法邪師の邪義に惑わされることなきよう、くれぐれもご注意願いたいと思います。信ずる価値などありません。

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